2. 下之郷遺跡 |
弥生時代 |
守山一帯は野洲川がつくった豊かな土地であったため、稲作が始まると滋賀県の中で最も発展 したところとなりました。今から約2500年前に水田稲作が伝わり、水が豊富な湖岸や川岸付近で水田がつくられました。収穫が安定し、人口が増えると、大きな集落がつくられ、村のまわりに深い堀のような環 濠(かんごう)を巡らせるものが現れました。「くに」と呼ばれた豪族の支配地ができ、やがて 周辺の村を従えるようになりました。銅鐸(どうたく)や銅剣が使われたのは、弥生時代の半ば を過ぎてからでした。 |
下之郷遺跡 |
米づくりが広がり人口が増加すると、大きな村がつくられるようになりました。下之郷遺跡は 弥生時代中期(今から約2100年前ごろ)にできた巨大な環濠(かんごう)集落です。幅8m、 深さ1.7mもある堀のような溝(みぞ)が3〜9重もあります。環濠で囲まれた中には住居や 祭りを行う建物、村を守る建物などがありました。平成14年に国指定の史跡となりました。 |
下之郷遺跡全体図 |
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