1. 弥生時代後期の巨大集落

 伊勢遺跡は、東西方向がJR琵琶湖線のすぐ西側から阿村町東端まで、南北方向は栗東市立
大宝東小学校から日本バイリーン南側までの範囲に広がり、面積は約30fです。弥生時代後期
の集落としては
佐賀県吉野ヶ里遺跡奈良県唐古・鍵遺跡などと並んで国内最大級の遺跡です。
 近畿地方の集落遺跡は、中期の巨大環濠集落が解体して、小さな集落に分散居住することが
特徴で、後期になって伊勢遺跡のように巨大化する集落は稀です。


伊勢遺跡上空
 
  ▲  伊勢遺跡の全景


2章 次々と発見される大型建物   伊勢遺跡Topに戻る