公園・周辺の樹木


○バラ科

ウメ
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落葉小高木 樹高5-10m 花期1-3月 果期6月 用途:庭木、鉢植、盆栽、花材

早春の観賞木として、果実は梅酒や梅干しなどの材料となり広く親しまれている。花を中心に観賞用に育てられた品種を花ウメ、果実の品質を中心に果樹栽培用に育てられた品種を実ウメと呼ぶが分類上の差は無い。

ウワミズザクラ
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落葉高木 樹高10-15m 
花期4-5月 果期7月   
分布:北海道南部〜九州 
用途:公園樹、緑地樹 

沢沿いなどの湿りけの多い場所に生える。木を切ると強い臭気がある。枝の先端にブラシのような花を咲かせる。花の咲かせる小枝に葉が付くのが特徴。若い果穂は塩漬けにして食べる。旧野洲川の堤防には大木が見られる。

オオシマザクラ
落葉小高木 樹高8-10m
花期 3月下-4月上旬 
分布:三浦・伊豆・房総半島〜伊豆諸島
用途:庭木、公園木、街路樹

3月下旬 新芽の萌芽の頃、芳香のある純白の花を咲かせる。伊豆大島に特に多く自生することでオオシマザクラと呼ばれる。本種とエドヒガンザクラの自然交雑種がソメイヨシノサクラである。 

カナメモチ
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常緑小高木 樹高5-10m 花期5-6月 分布:東海地方以西〜九州 用途:庭木、生垣

美しく刈り込まれた生垣の輝く紅色の新芽は、非常に美しく人目を引く。葉は皮質で濃緑色、滑らかな葉縁には細やかな鋸葉がある。守山市内でも各所に街路樹として用いられている。

カリン
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落葉小高木 樹高6-10m 花期4-5月 果期10-11月
原産地:中国
用途:庭木、街路樹、家庭果樹、盆栽

春の終わりに可憐な桃色の花を短枝の先に1個ずつ付ける。秋には10〜15cmの楕円形の大きな果実が黄色に熟し強い芳香を放つ。.果実は堅く生食できないが、砂糖漬けにしてシロップにしたり、果実酒や咳止めなどの薬用としても利用される。成木の樹皮は帯緑褐色で滑らかな光沢があり、鱗状にはがれ、幹模様がおもしろく床柱などに利用される。

サトザクラ
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落葉高木 樹高10-15m 花期4-5月 用途:庭木、公園樹、街路樹

「サトザクラ」は、栽培品種および園芸品種の総称。例えばソメイヨシノはオオシマザクラとエドヒガンザクラノの雑交種で江戸末期に育成され、明治以降に日本各地に植栽されるようになった。オオシマザクラを中心にヤマザクラ、カスミザクラなどが交雑したものから、改良選出された園芸品を一まとめにしてサトザクラと言う。一重、八重、色の濃淡、香りの良いものなど品種が多い。
 
シダレザクラ
落葉高木 樹高20m 
花期 3月-4月 
分布: 本州〜九州
用途:庭木 公園樹 街路樹

エドヒガンの枝垂れ樹形の園芸品種をシダレザクラという。20mを越す大木となり、長寿で各地に名木、巨木が残っている。

ソメイヨシノ
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落葉高木 樹高:10-15m
花期:4-5月
用途:庭木、公園樹、街路樹

各地の公園や河川沿いの並木に植えられていて人々に最も親しまれている。花見の宴を盛り上げるのも、子どもの入学式を彩るのもこのサクラである。秋の紅葉もきれいで、季節感のある木でもある。江戸時代末期、染井村(現東京都豊島区)で「吉野桜」の名で売り出されたのが名前の由来といわれている。エドヒガンとオオシマザクラとの雑種と考えられている。.

ノイバラ
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つる性落葉低木 樹高 3m 花期 5-6月 果期 10月 分布:北海道〜九州

野原に生えるイバラを意味する。イバラはトゲのある低木の総称である。枝先に多数の白い花が集まってつき、よい香りを漂わせる。次から次へ咲いていくので長い期間楽しめる。果実は赤く熟し、晩秋まで残って冬枯れの風景に彩を添える。紅塾乾燥し、その実は漢方薬で利用される。現在、日本で生産される栽培バラの苗のほとんどはこの種に接木される。

ビワ
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常緑高木 樹高10m 花期11-2月 果期翌年6月 分布:東海以西〜九州 用途:庭木、家庭・栽培果樹

暖地での果樹生産として多く栽培されるほか、家庭果樹としても利用される。夏に新梢の先端部に花芽が多数分化し、11月下旬から開花を始め、翌年2月頃まで長期にわたり白い花を順次咲かせる。果実は6月頃橙色に熟すが可食部は花床が肥厚したもの。厳寒期に開花結実するため果樹生産は暖地に限る。

ベニバナシャリンバイ
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常緑低木 樹高1-3m 花期5-6月 分布:本州〜九州 用途:庭木、公園樹、群植

5弁で梅のような花、輪生する枝と輪状に互生する葉。葉は厚く光沢があり枝先に集まって互生する。枝先の円錐花序に直径1〜2cmの花を咲かせる。特徴として耐乾性、耐塩性が強いことが挙げられる。

ヤマザクラ
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落葉高木 樹高15-25m 花期3月ー4月 分布:宮城県、新潟県〜九州 用途:庭木、公園木、街路樹

日本のサクラの代表種で、古くから人々に親しまれてきた。ソメイヨシノが園芸品種として幕末に登場する以前は最も一般的な花見の対象となったサクラである。開花期には既に葉も開き、樹種により濃淡があって美しい。果実は球形で初夏に紫黒色に熟す。 

ユキヤナギ
落葉低木 樹高:1m 花期:3-4月 分布:関東以南、四国、九州 用途:花壇、生垣

その美しさとびっしり白く咲く花を雪に、細い枝や葉を柳に見立てた名前である。古くから栽培され、耐乾性、耐塩性が強い。

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