公園・周辺の樹木


○マメ科

イタチハギ
落葉低木 樹高2-5m
花期5-6月 果期6-10月

名前は花穂が動物のイタチの尾を連想させるからという説があるが定かでない。大正初期北アメリカから渡来した帰化植物である。山林の砂防、護岸用に植えられたが、今では各地で野生化している。花や果実は特異で似たものは無い。

ネムノキ
落葉高木 樹高6-12m 花期6-7月 分布:本州〜沖縄 用途:庭木、公園樹、街路樹

夜になると葉が垂れ下がり、小葉が閉じる就眠運動をするのが特徴。名前は「眠る木」を意味する。花びらは小さくフサフサと長く伸びた雄しべが目立つ。花は夕方から開き、よい香りを漂わす。

ハリエンジュ
落葉高木 樹高15-20m 花期5-6月 用途:庭木、公園樹、街路樹 

一般にはニセアカシアの名で親しまれている。街路樹のほかに、砂防用に土手や川岸等に植えられ、各地で野生化している。花期には甘い香りのする白い花を枝いっぱいに咲かせる。この花から良質の蜂蜜が採れる。

フジ(ノダフジ)
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落葉つる性木本 花期4-6月 分布:本州〜九州 用途:庭木、公園樹、盆栽、棚仕立て

日本特産の植物として古典に頻繁に登場する樹木。平安時代の藤原氏の姓、あるいは紋所に使われている。本州の山地にはどこにでも見られる。特に開花期には遠くからでもその存在を知ることが出来る。日本には本種とヤマフジの2種が自生する。フジはつるが上から見て時計回りに、ヤマフジは反時計回りに木などに巻きつき上る。

ヤマハギ
落葉低木 樹高1〜2m 花期7〜9月 分布:本州、四国、九州

今から1,000年余りも前から歌に詠まれ、親しまれた秋の七草のひとつ。各地の山野に広く生える。細い枝が数多く分かれる。枝の先端に紅紫色の蝶形花を2個ずつ対で多数咲かせる。本州から九州までもっとも普通に見られるハギである。
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