公園・周辺の野草

合弁花類


○ヒルガオ科

アメリカネナシカズラ
一年生。河原や空き地の草地などで、他の野草を覆って群生する。北アメリカ原産の帰化植物。葉緑素をもたない寄生植物で黄色いつる性。花期は8月〜9月で、白い花を咲かせる。細いつる性の茎で宿主に巻き付き、付着しているところから栄養分を吸収しているのではないかと思われる。

コヒルガオ
多年生。ヒルガオによく似るが、全体的にヒルガオより小振りである。葉の基部が横に広がり、切れ込んでいるのが特徴で、これがヒルガオとの区別点である。果実のできるのはごくまれで、できないと言った方がよい。

サツマイモ
栽培されているものであるが、守山市内では花を見る機会はほとんどない。今浜町の畑でたくさん花を咲かせていたので紹介する。サツマイモはヒルガオ科の栽培植物で、アサガオのような花をつける。

ハマヒルガオ
多年生。本来、海岸の砂浜に生育する海浜性植物。今浜町の琵琶湖岸に多い。なぎさ公園近くでは、地元の人たちがその保護活動に取り組んでいる。茎は砂の上をはい、他物に巻き付くことはない。ヒルガオやコヒルガオとは葉の形に違いがある。また、種子ができるのも特徴である。近年、湖岸以外の地域からも生育が確認されている。

ヒルガオ
多年生。荒れ地や道ばたなどに生育。地下茎をのばし、春に地下茎から芽を出す。つる性で巻き付きながら伸びる。葉の形に特徴があり、矢じり形で、コヒルガオのように横に広がる翼を持たない。花期は6月〜8月で淡紅紫色から紅紫色のアサガオのような花をつける。果実ができることは少ない。

ホシアサガオ
一年生。荒れ地や道ばたに見られる。南アメリカ原産の帰化植物。茎はつる性。葉はアサガオのように3裂する。そうでないものもある。花期は7月〜9月で、小さい淡紅紫色のロート状の花をつける。上から見ると五角形。花の中心部は濃い紅紫色。

マメアサガオ
一年生。荒れ地や道ばたに見られる。北アメリカ原産の帰化植物。茎はつる性。葉は丸いものからアサガオのように3裂するものまで変化が多い。花期は7月〜9月で、小さいロート状の白い花をつける。上から見ると五角形。

マルバルコウ
一年生。空き地や荒れ地に見られる。熱帯アメリカ原産の帰化植物。茎はつる性。葉は卵形で先がとがる。花期は8月〜10月で、朱赤色のラッパ状の花をつける。中心部は黄色を帯びる。上から見ると五角形。

TOPへ