公園・周辺の野草

合弁花類


○キク科

ヒメジオン
越年生または二年生。空き地、道ばた、田畑の周りなどに群がって生育。北アメリカ原産の帰化植物。花期は6月〜8月であるが、開花時期はさらに幅広い。茎の上部で盛んに分枝し、頭状花をつける。舌状花は白色、管状花は黄色。茎はハルジオンのような中空ではない。

ヒメムカシヨモギ
越年生または二年生。荒れ地、空き地、道ばたなどにごく普通に群がって生育する。北アメリカ原産の帰化植物。茎は直立し、背が高くなる。茎の上部で盛んに分枝し、小さい頭状花を多数つける。頭状花の周りには白い舌状花が見られるのオオアレチノギクと違う。花期は8月〜10月である。

ヒヨドリバナ
多年生。守山市内では、なぎさ公園や湖岸の草原に生育する。茎は直立。茎の先には小さい白色の頭状が多数つく。葉の縁には鋸歯があり、裏面には細かい腺点がある。花が紫色を帯びることがある。花期は8月〜10月である。

フキ
多年生。本来、山野に自生するが食用に栽培もされる。栽培されていたものが野生化していることもある。地上茎を持たない。葉は地下茎から出て長い葉柄をもつ。葉は丸いじん臓形で大きい。春早く包に包まれた花芽ができ、これが伸びて花茎になる。これを「フキのトウ」と呼んでいる。花茎の先には多くの頭状花をつける。雌雄異株。

ブタクサ
一年生。空き地、道ばた、畑の周りなどに生育する。北アメリカ原産の帰化植物。葉はヨモギのように細く深く切れ込む。花期は8月〜9月である。枝の先に雄花の穂が伸びる。雌花は穂の基部につく。雄花、雌花ともに花弁はない。

ブタナ
多年生。空き地、草地、道ばたなどに生育する。市内では湖岸道路沿いに群生する。ヨーロッパ原産の帰化植物。花期は6月〜9月である。細くて長い茎を立て、途中で1〜2本の分枝をし、枝の先端に鮮やかな黄色の頭状花をつける。花の感じはタンポポのなかまに似ており、タンポポモドキの別名をもつ。

ベニバナボロギク
一年生または越年生。荒れ地、畑地、空き地などに生育する。アフリカ原産の帰化植物。茎は直立し、茎の下部の葉は大きく、羽状に切れ込む。花期は7月〜10月。曲がった枝の先に下向きの長みのある頭状花をつけるのが特徴である。紅色の舌状花は短く突き出る。

ホウキギク
一年生。空き地、荒れ地、道ばたなどに見られる。ときに群がって生育する。茎は上部で盛んに分枝し大きく広がる。葉は細く、茎、葉ともに光沢がある。花期は8月〜10月で、枝の先に小さい頭状花をつける。舌状花はうすい青紫色。

ホソバアキノノゲシ
アキノノゲシに比べて、葉に切れ込みがなく、細長い葉をしているのが特徴である。

ヤブタビラコ
越年生。やぶ陰や林縁などに生育する。コオニタビラコに似るが、これよりやや大きい感じがする。花期は4月〜6月である。花後の総包はふくらみをもち丸みを帯びるので、これでコオニタビラコと区別できる。

ヨメナ
多年生。田んぼのあぜややや湿り気のある道ばたなどに見られる。地下茎を伸ばし春早く芽を出す。春の若い葉は食用に摘まれることもある。茎は分枝し、葉には粗い鋸歯がある。茎、葉ともに柔らかくノコンギクのようにざらつかない。花期は7月〜10月で、頭状花をつける。舌状花は青紫色。果実に冠毛がないことでノコンギクと区別できる。

ヨモギ
多年生。草原、空き地、荒れ地、道ばたなどいたるところに見られ、群生する。地下茎を伸ばし、多くの芽を出す。春ら夏にかけて背丈が著しく伸びる。葉は羽状に深く切れ込む。花期は9月〜10月で、茎の先端部で多くの枝を出し、小さい頭状花を穂状につける。舌状花はない。

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