公園・周辺の野草

単子葉類

○カヤツリグサ科

アゼカヤツリ
一年生。湿り気のある草原や田のあぜなどに生育する。根元から細くて堅い茎を数本直立させる。茎の頂上に長い包葉をつけ、数本の長さが違う花柄を出し、多くの細長で平たい小穂をつける。花期は8月〜10月である。

アゼナルコスゲ
多年生。川辺や湿った草原などに生育する。種子、地下部で繁殖する。茎は堅く、三角形。葉は革質で黄緑色。花期は5月〜6月で、茎の上部に細くて長い柄に小穂が数個、長く垂れ下がる。この垂れ下がる小穂を鳴子にイメージしてこの名がついている。一番先の頂小穂の下半分は雄性である。

カサスゲ
多年生。湿地や川岸に生育する。根茎は堅く、長いほふく根茎を伸ばす。茎は太く、そう生する。葉はやや堅い。花期は5月〜7月である。茎の先端に雄生の穂が円柱状に立つ。雌性の穂は円柱状につき、下部のものには長い柄がある。

カヤツリグサ
一年生。畑地の周り、空き地、道ばたなど、やや湿り気のあるところに普通に見られる。茎の断面は三角、葉も三方向にでる。花期は7月〜9月である。茎の先に長い包葉を出し、その間から枝を出して穂をつける。穂にはさらに細かい小穂がつく。

コゴメカヤツリ
一年生。畑地の周り、空き地、道ばたなどに普通に見られる。葉や茎、生長のようすはカヤツリグサに似るが、穂の形に違いがある。

テンツキ
一年生。湿った道ばたや田んぼのあぜなどに生育する。茎は細長く、分けつしてそう生する。花期は7月〜9月である。茎の先に包葉をだし、散形花序をつくり、長卵形の小穂をつける。

ハリイ
一年生。湿地に多い。田んぼにも見られる。花期は8月〜9月である。茎の先端に卵形の小穂を一つずつつける。

ヒメクグ
多年生。水辺や湿地に生育する。地下茎で繁殖する。地下茎が地面に沿って伸び、その節々から三角の茎が多数出て直立する。茎の根元に柔らかい線形の葉をつける。花期は7月〜9月である。茎の先に葉のような3枚の包葉をつけ、その間に小穂が球状に集まった緑色の花穂がつく。

ヤマイ
多年生。やや湿った場所に生育する。多くの茎が立つ。茎は細く堅い。花期は7月〜10月である。

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