公園・周辺の小動物

昆虫類

○チョウのなかま

アカタテハ(タテハチョウ)
体長は約60mm(羽を広げて)。花や樹液に集まり、木の幹や道の上に止まることが多い。幼虫は葉を巻いて、その中に入っている。成虫で越冬する。

キタテハ(タテハチョウ)
体長は50〜60mm(羽を広げて)。幼虫は、クワ科のカナムグラなどを食べる。成虫で越冬する。

ゴマダラチョウ(タテハチョウ)
体長は60〜85mm(羽を広げて)。クヌギやヤナギ類の樹液に集まるが、花にはこない。幼虫は、ニレ科のエノキ・エゾエノキなどを食べる。5齢幼虫で越冬するが、このとき体色は褐色となり、木をおりて落ち葉の裏にひそんで冬を過ごす。

コミスジ(タテハチョウ)
体長は45〜55m(羽を広げて)。幼虫で越冬するが、翌年の春には、えさをとらずにそのままさなぎになる。幼虫は、マメ科のフジ・クズ・ナンテンハギなどを食べる。うしろばねの白い模様が一列にならぶのが特徴である。

コムラサキ(タテハチョウ)
体長は55〜70mm(羽を広げて)。クヌギやヤナギ類の樹液に集まり、花にはこない。樹液をもとめてスズメバチなどとあらそいになることもある。雄は湿地におりて水をすうこともある。見る角度によって、羽がきれいな青色に見える。幼虫はヤナギ類の葉を食べ、幼虫で越冬する。

ツマグロヒョウモン(タテハチョウ)
体長は60〜70mm(羽を広げて)。平地・丘陵地の道ばたに多く、また、山頂に集まる性質はヒョウモン類の中で最も強い。雌は羽先の部分が黒い。幼虫は、スミレ科の植物を食べ、幼虫で越冬する。ぶら下がってさなぎになる特徴がある。

 ヒメアカタテハ(タテハチョウ)
体長は40〜50mm(羽を広げて)。成虫は各種の草花に集まるが、樹液には集まらない。成虫で越冬し、春先に姿をあらわす。幼虫は、キク科のゴボウ・ハハコグサ・カワラヨモギなどを食べる。

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