公園・周辺の小動物

昆虫類

○バッタのなかま

 イボバッタ(バッタ)
体長25〜35mm。成虫は初夏からあらわれ、畑や道ばたの土の上などにすむ。昼間活動し、敏しょうにとんでにげる。背部にいぼ状突起がある。

 クルマバッタ(バッタ)
体長40〜57mm。草原に多く、成虫は7月末頃から見られる。あまり高地では見られない。中ばねを広げると輪のような黒い模様が見られる。

クルマバッタモドキ(バッタ)
体長32〜45mm。成虫は7月末頃からあらわれ、草原でふつうに見られる。昼間、活発にとびまわる。クルマバッタにくらべ中ばねの黒い模様がうすい。背中のX字模様が特徴である。

トノサマバッタ(バッタ)

体長は、雄約35mm、雌45〜50mm。はねのはしまでは65mmまでになることもある。成虫は7月頃から草原でふつうに見られる。ダイミョウバッタともよばれる。緑色型・黒色型・褐色型がある。クルマバッタのような中ばねの黒色模様はない。

 ヒシバッタ類(バッタ)


写真の方眼は5mm
体調6〜10mm。前胸の上面がひし形になって腹部のほうへのびているのが特徴。低い草の間や土の上で見られる。はねがたいへん短くとべない。とびはねる力にすぐれている。コケなどの植物質を食べている。

コバネイナゴ(バッタ)
体長は、雄28〜34mm、雌約40mm。8月中旬から成虫になり、しめった草地に多く見られる。はねが、腹先まで達していない。

 ツチイナゴ(バッタ)
体長35〜50mm。成虫は10月頃あらわれるが、そのまま草のしげみなどで越冬し、翌年の春に活動をはじめる。全体が褐色で、背面中央に白い毛の帯がならぶ。

ハネナガイナゴ(バッタ)
体長30〜45mm。水田やその周辺で多く見られる。はねが腹先をこえるほど長いが、あまりとび回らない。

 オンブバッタ(バッタ)
体長は、雄約25mm、雌約42mm。成虫は初夏か秋にかけて、畑や草原にふつうに見られる。雄が雌の上にのっていることがよくあるのでこの名がある。動きは活発でなく、あまりとばない。緑色型と褐色型がある。

ショウリョウバッタ(バッタ)
体長は、雄約45mm、雌約75mm。7月頃から成虫があらわれ、草原にふつうに見られる。雄は、とぶとき、前ばねとうしろばねを打ち合わせて、キチキチと音をたてる。きれいな黄緑をしたものから、黒褐色をしたものまで、体色の変化が大きい。

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