○抽水植物(根は水底に固着し、茎や葉を水面に浮かべる)
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茎は三角形で、茎質は堅く大形の水生植物。湖辺水域に生育する。茎の先に包葉を出し、その間から数本の長さが不揃いの花柄を出る。褐色の小穂をつける。ヨシ群落を形成するだいじな水生植物。冬に枯れて水に浮く茎を矢の柄に見立ててこの名がついている。 |
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比較的浅い水域に群がって生育する。繁殖力がつよく、水面を広く覆ってしまうことがある。大正時代に日本に入ってきた外来種で、日本には雌株だけしかない。茎に輪形状つく葉の付け根に花をつけるが、小さくて目立たない。根や茎のままで越冬する。 |
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比較的浅い水域に群生して生育する。地下茎は白く、地中をはう。茎は直立し、平滑で堅い。夏、茎の先に花穂をつける。雄花穂が上部、雌花穂が下部に連なってつく。雄花穂からは黄色い花粉をとばす。雌花穂は成熟すると太くて濃い茶褐色の果穂となる。 |
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茎は三角形で、株立ちする。花穂の上に茎によく似た包葉が直立する。このため花穂は茎の横につくように見えるが、実際は茎の先端につくといえる。花穂の小穂には柄がなく、多数群がってつく。
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水路の浅いところに繁殖力強く群生する。茎には節が多く、毛がなく滑らかである。夏に茎の先に対立したV字形の穂をつける。冬には茎や葉の大部分は枯れるが、種子や地下茎で越冬する。 |
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ショウブに似て、大きい剣状の葉が根元からでる。観賞用に移入されたヨーロッパ原産の帰化植物で、現在では河川をはじめ湿地帯によく見られる。茎は中空ではない。一日花の大形で黄色の花が咲く。近年、ハナショウブとの間で交雑種がみられるという。 |
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守山市内では排水路などに見られる。最近では水田にも目にする。軟らかい地下茎を伸ばし、秋にその先端に丸くて黒い塊茎をつける。茎は根元で分けつし、直立し、平滑で軟弱、中空である。葉は薄い膜質の葉鞘となって茎の下部を包む。 |
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全体はガマににるがガマのなかまでもなまえのとおり小形である。生育量は比較的少なく、大事に保存したい種である。ガマのなかまでは開花はいちばん遅い。ガマの項参照。 |
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比較的浅い水域に勢いよく群生する。茎は長く伸び、互いに絡まり合ってはびこる厄介な水草である。キシュウスズメノヒエとよく似た環境に生育するが、茎に毛があることや穂の形状で区別がつく。 |
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鑑賞用にあちこちで栽培されている。花の色も園芸品種によっていろいろある。美崎公園の水辺のハナショウブも園芸品種を植えたものである。 |
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日本のガマには、ガマ・ヒメガマ・コガマの3種類があり、ヒメガマはその一つ。全体はガマに似るが、なまえが示すようにガマより細身である。いちばんの特長は雄花穂と雌花穂の間に隙間があることで容易に見分けられる。ガマのなかまでは、守山市内では生育量が一番多い。 |
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湖辺水域に見られる。市内では赤野井湾や芦刈園の水域に見られる。なまえのとおり茎が太い。茎は濃い緑色で平滑、円柱形で中はつまっている。背丈も大きい。茎の先端部に柄のある花穂を多数つける。種子または地下茎で冬を越す。フトイはカヤツリグサ科、よく目にするイはイグサ科。 |
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水田などに多い。水田ではおもに種子で繁殖する。ときに茎の基部が塊状に肥大してできた部分から発生する。茎の表面は平滑。包葉が茎の先端部につくが茎に連続して伸びるため、包葉を茎と見間違いやすい。茎の先に多数の無柄の小穂がかたまって花穂をつくる。花穂をホタルに見立ててこの名がついている。 |
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湖辺水域や河川にいちぢるしく繁殖し群生する。ヨシ群落を形成する代表的な水生植物。一見、イネを大形にしたようなすがた。地下茎で繁殖する。茎は円柱形で平滑で太い。葉は無毛であるがざらつく。夏の終わりから秋にかけて円錐形の花穂をつける。 |
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比較的浅い水域に生育する貴重種。地下茎が横に伸びて繁殖する。茎は直立する。葉は茎よりも長くなり先端はとがらない。少しくぼむことがある。夏に葉の間から茎を出し、上部で分枝して球状の穂をつける。雄花の穂は上部に、雌花の穂は下部につく。果実の集合体は金平糖のような特徴のある形になる。 |
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多年生。湖岸、川岸などに群生する。ヨシ群落の中心となる大形の水生植物。琵琶湖を代表する原風景。近年、その保全、再生の取り組みが展開されている。茎は円形で中空、分枝しない。地下茎がのび、節々から芽を出す。夏から秋にかけて淡紫色の大きな円錐形の花穂をつける。葉は幅が広く、先はとがる。葉には歯でかんだようなギザギザの模様があり、守山市では「蓮如の歯形」という伝説で親しまれている。 |
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