公園・周辺の野草

離弁花類

○アカザ科

オヤブジラミ
越年生。荒れ地ややぶ陰などに見られる。茎は直立。ヤブジラミに似ているが、花の時期が4から5月と早いこと、花序の数が少ないこと、果実が大きいことで区別できる。

セリ
多年草。水辺や湿地に生育する。春の七草のひとつ。セリは独特の香りや風味があり、野菜として栽培されることもある。繁殖力が強く、ほふく茎が切断されても節から根や芽を出す。茎は四角柱状で中空。葉は羽状に切れ込んだ複葉。花期は7月〜8月。茎の先にかさ状の花序をつけ、小さい5弁の白い花が多数つく。

ドクゼリ
多年生。水辺に生育する。守山市内では湖辺地域、なかでも琵琶湖岸に目立っている。茎は中空で多数分枝する。葉は大形の羽状複葉。小葉は細長く、先がとがる。縁に鋸歯がある。花期は6月〜8月。枝の先に大形の傘状の花序をつけ、白色の花を咲かせる。名前のとおり、毒草。

ノチドメ
多年生。野原や田んぼのあぜ道などやや湿気のあるところにごく普通に生育する。茎は細く、地面をはい、節々から根と葉を出す。葉は丸みをもち、縁に切れ込みと鋸歯がある。表面にはつやがある。ノチドメより小さいものにチドメグサがあり、人家の庭先などいたるところで見られる。

ヤブジラミ
越年生。荒れ地ややぶ陰などに見られる。果実の表面には棘が密生し果実が衣服などによくくっつくので知られている。果実をシラミに見立てこの名がついている。茎は直立し上部で大きく分枝する。葉は羽状に細かく分かれる。花期は6月〜7月で、分枝した先に、花弁が5枚の小さい白色の花をつける。

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