公園・周辺の野草

離弁花類

○ブドウ科

エビヅル
やぶ地などに生育する。つるになって伸びる。葉と対生する巻きひげがあり、これで他物にからみついて広がる。葉には長い葉柄があり、葉の裏側は白い綿毛が密生する。花期は6月〜7月で小花を葉と対生する枝に円錐状につける雌雄異種。ブドウのような果実ができ、食用となる。

キレハノブドウ
落葉のつる性低木。茎は長くつる性に伸び基部では木化していることがある。葉は長い葉柄をもち、名前のとおり3〜5に深裂するが、その形には変化が多い。花期は6月〜8月で、目立たない緑黄色から淡緑色の花をつけ、花後、ノブドウと同じような果実を実らす。ノブドウの変種と考えられ、果実は有毒で食べられない。

ノブドウ
やぶ地などに生育する落葉性のつる性植物。茎は長く伸び、巻きひげで他物にからみついて広がる。花は淡緑色。果実は球形で淡緑白色であるが、熟すと青色になる。表面は光沢があり、黒点が散在する。名前にブドウがつくが、有毒で食べられない。

ヤブガラシ
多年生。荒れ地、空き地、やぶ地など、いたるところで見られる。若いときには茎、葉ともに紫色を帯びる。茎は長く、つる性で巻きひげがあり他物にからみつく。葉は5枚の小葉をもつ掌状複葉。花期は7月〜8月である。花をつける枝には、小花がふさ状につく。花弁は緑色で4枚。花弁が落ちると、朱色の花盤(花床)が目立つ。花にはアオスジアゲハが集まる。

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