琵琶湖大橋は自転車で通れる？

琵琶湖大橋は、車・バイクだけではなく、歩行者や自転車でも通行できます。
長さ1350mの琵琶湖大橋は昭和39年9月に開通。琵琶湖の最も狭い部分、守山市の今浜と、大津市の堅田を横断する初めての橋として誕生しました。琵琶湖は、この橋を境に北半分を「北湖」、南半分を「南湖」と呼ばれています。

滋賀県は、まん中に琵琶湖があるため、その東西南北での往来ができませんでしたが、琵琶湖大橋の開通により琵琶湖の東を走る「国道1号」「国道8号」「名神高速道路」と、琵琶湖の西を走る「国道161号」「湖西道路」が直結されました。以来、滋賀県内の東西を結ぶ要として交通を支えています。

自転車での通行ももちろんできます。琵琶湖大橋を自転車で渡るには、昭和55年に設置された「自転車歩行者専用道路」を使用します。

琵琶湖大橋を自転車で通るのに料金はかかる？

自転車で琵琶湖大橋を通る際は、歩行者などと同じく無料で通行できます。

なお、車で通る場合は料金が必要です。平成31年にETCが整備されました。詳しい料金については、滋賀県道路公社Webサイトでご確認ください（滋賀県道路公社／通行料・駐車場料金）。琵琶湖大橋のふもとには、ホテルや商業施設「ピエリ守山」などがあり、自転車レンタルや、温浴施設なども充実しています。ビワイチの中で、ぜひ立ち寄ってみてください。

琵琶湖大橋を自転車で通るときの注意点

橋のアップダウンと湖上の風に注意しましょう。
背景の比良山系の山々や湖面をすべる船とあいまって、美しい景観を私達に見せてくれる琵琶湖大橋ですが、渡る時は要注意。橋は、下を行き交う大型観光船をふまえてアーチ状に設計されているため、ややアップダウンのある道のりを通過することになります。仮にビワイチルートの到着地にする場合、高低差のある橋はゴール前の疲れた体にこたえるもの。加えて、橋の最も高い所は湖面から約26mと、マンション9階建てに相当する高さ。さらには橋の周囲は遮るものが何もないため、渡る時は湖面の風をダイレクトに全身に感じるでしょう。

もしビワイチ当日の風速が約10m以上あるなら、強力な風圧で自転車がぐらついて体力を消耗するため、走行は避けたほうが無難です。風速はインターネットサイト「ウェザーニュース」や、NHKの天気予報で確認を。自転車の走行に適した風速は約5、6ｍが目安です。

（写真・文：しがトコ編集部）